精力増強剤入りのドリンクを飲ませてわいせつな行為をしようとした自衛官の男が逮捕されるというニュースが流れました。
相手の同意がないままセックスに持ち込もうとするなんて最低の行為ですし、犯罪です。
今回のように逮捕されることは目に見えています。
でもここで1つ疑問が…
本当に精力増強剤入りドリンクを飲ませたら抵抗ができなくなるのか…?
まずは、基礎知識として精力増強剤入りドリンクについてです。
どんな特徴があるかというと…実はコンビニやドラッグストアで手に入るものも精力増強剤入りドリンクと呼べるものが多いのです。
○○な成分が入っていないと精力増強剤入りドリンクと呼べないなどの定義はない為にこのボーダーラインはあやふや。精力アップに効果があるであろうと考えられている成分が入っているドリンクであれば精力増強剤入りドリンクと呼べるのです。
ドラッグストアで売っている、ユンケル(冬虫夏草、海馬)、レッドブル(L-アルギニン)、凄十(マカ、高麗人参)などにも少なからず上記に当てはまるような成分が入っています。
一言で完結に言いましょう。
そんなわけはありません!
ドリンクを飲んだだけで女性が抵抗できなくなるぐらいの効果はありませんし、もし効果があるというネットの記事があったらそれは何かを買わせるための売り文句と考えるのが妥当です。
むしろ今回事件を起こした自衛官に関しては、知識がなさすぎですし、本当にドリンクだけでわいせつな行為をしようと思っていたならただのバカです。
実際に何を飲ませたのかは分かりませんが、もし飲んだだけで女性がフラフラになってしまうような飲み物だったら確実に違法な薬物です。日本で正常に販売されているもので、そんなにヤバイ効果があるものは存在しません。(裏ルートで販売されているものはわかりませんが…)
精力増強剤入りドリンクを飲んで実際にどんな効果があるかというと、「目が冴えた」「体がポカポカしてきた」ぐらいと考えるべきです。まぁ人によってはムラムラしてきてぐらいな効果はあるかもしれません。
ついでに、精力剤や媚薬を女性に飲ませた場合はどうなるかも検証しましょう。
まずは精力剤から。
精力向上、精力アップの成分として使われいているのがマカ、トンカットアリ、L-シトルリン、L-アルギニン、クラチャイダムなどが一般的には有名です。
でもこのような成分が含まれているサプリメントは医薬部外品です。
医薬部外品というのは即効性はありません。だから精力剤を女性に飲ませたからと言って女性がエッチをしたくなったり、エロくなるなんてことは常識的には考えられません。
次に、『媚薬』も検証していきましょう。
媚薬というと、AVなどの世界では有名で、飲ませたら体が熱くなって勝手に服を脱ぎ始める…女性からエッチを求めてくるなんてストーリーが良くありますよね?
でもあれは本当なのでしょうか?実際に媚薬としてネットで売られている商品の成分を検証してみましょう。
先ほども言いましたが、ネットで売られているものは医薬部外品です。
即効性があるような成分は含まれていません。人によっては多少の変化はあるかもしれませんが、AVのような媚薬を塗ったから誰とでもセックスしたくなるようなことは一切ないのです。
結論、精力剤や精力増強剤入りのドリンクを女性に飲ませたからと言って女性側に大きな変化があるわけではない!ということです。
ただ、医薬品となれば話は別になってきます。
海外の薬がネットで簡単に変える状況になってきてしまいましたが、間違っても手を出さないようにして下さいね!重大な事故につながるケースもありますし、医師の処方無しに薬を服用することは認められていません!
陸上自衛隊朝霞駐屯地は、所属部署の女性隊員にわいせつな行為をしたとして、同駐屯地東部方面会計隊所属、50代の男性陸曹長を同日付で免職の懲戒処分にしたと発表した。
同駐屯地によると、陸曹長は2015年4月深夜、静岡県の民間宿泊施設で、精力増強剤入りの飲み物を飲ませて抵抗できない状態にした女性隊員に対して、わいせつな行為をしたとされる。
女性は一定期間の条件で採用されていた任期付き隊員で、陸曹長と同じ部署に所属していた。事件当日、2人は仕事で静岡県に出張していた。陸曹長は「好きだったのでやった」と説明しているという。
精力増強剤入りの飲み物飲ませ、女性隊員にわいせつ行為