勃起薬を個人輸入代行サービスで買ったら、「実は海外のマフィアが作ったものだった」と知ったら驚きませんか?
そんな”映画の世界のような事実”を想像させられる事件がありました。
この事件を語るのに、まず、海外のマフィアと日本の暴力団の関係についてお話する必要があります。
暴力団対策法の施行により、2000年代は中国人マフィアと日本のヤクザ間の抗争が過熱したことをふまえると、両者は対立関係にあると思われているかもしれませんが、現在はそうでもないのかもしれません。
管理人が以前働いていたドラッグストアでは窃盗団にカモにされていたことがあります。そのあたりはいまだに裏社会の力が強い地区だったんですね。
高額の化粧品や医薬品を大量に盗まれることが続きました。おそらく、彼らは暴力団に収める上納金のためにやっていたのだと思います。
しかし、防犯カメラにはっきり映っている犯人グループをわかっていながら、警察にお願いしても捕まえてくれることはありませんでした。
県警の上に相談したりもしましたが、結局捕まえることはできず。結末は、ただの店長である私がなぜか責任を取らされて飛ばされました。全然笑えない出来事でしたね。
ともあれ、その盗み出した商品を業者に売って現金に変えるのが、窃盗を実行するグループの上の仕事です。
それと同じように、外国人窃盗団つまり外国人マフィア側は盗みによる「調達」の役割を、ヤクザ組織側は「盗品流通」の役割を果たしている関係があるのが現実のようです。
2016年11月、「バイアグラ」の模造品を販売目的で隠し持っていたとして、大阪で、指定暴力団山口組系組長ら2名が逮捕されました。
府警はその前の10月に偽バイアグラなどの錠剤約30万錠を押収し男女3名を逮捕していますが、その時に容疑者との関係が発覚していたとのこと。
彼らはインターネットを通じて販売し、暴力団の資金にしていたとみられています。
この10月に逮捕したグループというのが台湾人や韓国人ら男女3人の密売グループでした。
中には金色にコーティングし、「ゴールドバイアグラ」と称して強力な効能をうたった錠剤もあったとのこと。
まったくふざけた話ですね。
※中国での偽バイアグラ製造の実態(ファイザー製薬から公開された映像)。
「中国の犯罪組織が密造した偽バイアグラが韓国を経由して日本に持ち込まれた」。この事実の発覚は私たちの生活にも大きな意味を持ちます。
逮捕されたのが日本のヤクザであることを踏まえると、中国、韓国マフィアとの”横のつながり”が見えてくるからです。
これはシアリスやレビトラのジェネリック承認が思ったより遅れていく可能性の高まりを意味します。
なぜなら、ジェネリックの販売が承認されてしまえば、”資金源”である正規品の偽物はどんどん売れなくなってしまいます。その事態を防ぐために暴力団の”圧力”が警察や政界にかかり、意図的に認可を遅らせる可能性があるからです。
もちろん断言することは出来ません。でも暴力団と警察、さらには政界の繫がりをテーマにした映画やドラマがよくありますが、「実は現実に存在するのではないか」と感じている人は多いのではないでしょうか。
日本ではすでに(2014年5月)バイアグラはジェネリック医薬品が発売されていて、売り上げのランキングでは大分落ちています。
※VGキッセイ、VG東和はバイアグラのジェネリック処方薬
このように、ジェネリックの承認により人気が落ちてきたバイアグラなので、その偽物の売り上げも落ちていくことは想像に難くありません。
今後は、すでにジェネリックが承認されているバイアグラよりも、シアリスとレビトラの模造品がより出回ることが予想されます。
シアリスはバイアグラより「持続時間が長く(36時間)、副作用が少ない」。レビトラはバイアグラより「効き目が早い」と、どちらにもバイアグラへの優位性があります。
バイアグラの偽物が売れなくなっていく以上、今度はその優位性もあるシアリスやレビトラの偽物を作ってバンバン売っていこうという方向になるのは当然ともいえます。
確かに価格自体も高いのですが、病院に診察に行くのはちょっと恥ずかしいし、億劫になります。これは日本国内ではバイアグラのジェネリック普及が遅れた理由に裏付けられます。
そもそもバイアグラの処方自体が少なかったため、ジェネリックへの移行が遅れたからです。
正規ルートで購入する人の割合がとても少ないということです。もちろん安全なものを使いたいけど、病院で相談するのは恥ずかしいと思っている人が想像以上に多いという現実です。
「マフィアと違って任侠道を掲げるヤクザは、倫理観のようなものがある」と元山口組の顧問弁護士を務めていた山之内幸夫元弁護士(※)は語っています。
※山口組の顧問弁護士として名を馳せ、極道の世界の内幕を描いたベストセラー『悲しきヒットマン』の著者
人間のそういう弱みに付け込んで儲けようとする”悪だくみ”は任侠と言えるでしょうか?
シアリスやレビトラのジェネリック医薬品が承認されるのは、まだいつになるかはっきりしませんが、安価で即効性のある医薬品を求めている方はそれまで待つしかありません。
安全な医薬品は結局、正規のルートである病院で処方してもらうしかありません。
しかし、即効性を求めずに、体質自体を改善していくという意味で質のいい精力サプリメントを求めるという方法もあるんじゃないでしょうか。
「美しい花にはとげがある」ものですよ。
それにしても、こうなってくると最早「北朝鮮が精力剤で世界を征服しようとしている」なんてニュースはすごくかわいく見えますね。
性的不能治療薬「バイアグラ」の模造品を販売目的で隠し持っていたとして、大阪府警生活環境課は16日、医薬品医療機器法違反(販売目的貯蔵)などの疑いで、指定暴力団山口組系組長、服部信明(54)=同府枚方市高野道=と飲食店経営、山本良二(58)=大阪市淀川区十三東=の両容疑者を逮捕した。
逮捕容疑は、10月8日、自宅でバイアグラなどの模造薬30~90錠を販売目的で所持していたとしている。いずれも「自分で服用するために持っていた」などと供述、容疑を否認しているという。
府警は9月、大阪市西成区の集合住宅などから偽バイアグラなどの錠剤約30万錠を押収し、同法違反容疑などで男女3人を逮捕。このうち「中卸」だった雑貨経営の男(64)の売り上げ記録などから服部容疑者らの関与が浮上した。インターネットを通じて販売し、売り上げの一部が暴力団の資金源になっていた可能性もあるとみて調べる。
偽バイアグラ密売か、容疑の暴力団組長ら2人逮捕 中国発ニセ「ゴールドバイアグラ」で巨利むさぼる 韓国人ら密売グループ摘発